日本の英語教育のあり方が変化しつつある昨今、
小学校でも必修科目として英語の授業が導入されました。
そのため、お母様達の間では英語教育に危機感があり、
英会話教室の受講プログラムは低年齢化しつつあります。
私にも、
英語教育はいつから始めるのが良いのでしょうか?
という質問がよく来ます。
私が担当している海外からの高校交換留学生はヨーロッパからの生徒が多いのですが、
たくさんの国が隣接している地域だけあって、彼らは何ヶ国語も話せます。
3ヶ国語は当たり前で、それ以上という生徒もいます。
もちろん英語は必ず入ってます。
実はその生徒達に聞くところでは、
母国での語学学習で重視されているのは母国語なんだそうです。
母国語の本を読む、論文を書く、討論をする(読む、書く、話す)事をしっかり学習する。
そうしないとどの言語も中途半端になり、しっかりコミュニケーションできません。
それ以外の言語は少し学習する程度で、英語に至っては学校ではほぼ学習しない
という国の生徒もいました。
どの国の生徒もまず母国語をしっかり学習することで、
しっかりしたコミュニケーションツールを確立させる、
そうすると物事を深く考えることができ、
よりコミュニケーション能力が高まるからだそうです。
私が考える英語の語学学習のスタートは、実はいつからでも良いという事です。
もしお子さんが小さいうちに少しでも英語学習をさせたいと考えるなら、
英単語を楽しく学習するような(日本語の絵本を楽しむ感覚)
という始め方をすれば良いですし、
大人ならばしっかり母国語(日本語)ができているので、いつからでも始められます。
英語教育は強制されるものではなく、
楽しく学ぶ、英語を学ぶ必要や目的があるという事が上達のコツだと思います。
*これはあくまでも私個人の見解です。