映画『リトルマーメイド』――私たちが愛するアリエルの魅力的な姿には、メイクアップの魔法が宿っています。一体、その魔法を生み出したのは誰なのでしょうか?それは、著名なメイクアップアーティストである西村宏堂さんです。彼の創造力と才能は、アリエルの美しさを現実の世界に蘇らせました。このBlogでは、西村宏堂さんの素晴らしい仕事に触発され、メイクアップアーティストを目指す人々に向けて、留学を通じて夢を実現するためのステップをご紹介します。一緒に『リトルマーメイド』の魔法を再現し、自身のメイクアップの才能を開花させましょう。
西村宏堂さんが留学を決めたきっかけとは?若き日の彼の憧れと願望とは?
西村宏堂さんが留学を決めたきっかけは、
幼少期の西村宏堂さんはどんなお子さんだったのでしょうか。
西村宏堂さんは自身でこのように答えています。
幼稚園の文集に、先生からのコメントで「宏堂ちゃんはいつも、先生が髪形を変えると『まっすぐだったのに、パーマかけた?』と気づいてくれて、うれしかったです」と書かれていました。そういうところは今も変わっていないです(笑)。実家はお寺なのですが、そこでも風呂敷を頭にかぶって、オリジナルのミュージカルを作って遊んでいました。お人形やディズニープリンセス、美少女戦士セーラームーンが大好きな子だったんです。
一般的に女の子が好きとされる遊びが好きなお子さんだったのですね。
他にも、「こうちゃん、女の子よ」と言っていたそうです。
幼少期から心は女の子だったのですね。
そんな宏堂さんのことを心配しつつも、ずっと見守ってきたご両親ですから、カミングアウトしてからでも、宏堂さんのことを応援していることに納得です。
日本で生きづらさを感じて、アメリカなら自分らしく生きられるかもとボストンに留学を決意します。
そこでもやはり疎外感を感じてしまったようですが、2007年に日本人の森理世さんがミス・ユニバースで優勝したことでした。
アメリカは美容業界が発展しており、先進的な技術や施術法が展開されていることから、彼はアメリカでの学びの場を求めるようになりました。
日本人らしい特徴を捉えたメイクで魅力的に魅せることができることから、日本人でも世界で人間性、美しさが認められることに衝撃を受けたそうです。
そこからニューヨークの美術大学へ進学し、メイクアップアーティストへの道へ進むことに。
家族から僧侶を継ぐようにとは言われていなかったのにもかかわらず、僧侶の修行と向き合おうと思ったのは、心を打つ表現ができるのは自分と向き合ってこそだと感じ、自分のルーツである僧侶に向き合おうと思ったことがきっかけだそうです。
これらの憧れや願望から、西村宏堂さんは高校を卒業後、アメリカの美容学校に留学することを決意しました。彼の留学決定のきっかけは、自身の成長と技術の向上を追求するための一大チャンスでした。
留学生活の苦悩と成果!西村宏堂さんがアメリカで磨いたヘアメイク技術。
留学生活は苦労もありましたが、西村宏堂さんはアメリカでメイクアップ技術を磨きました。独自のヘアスタイルが人々に支持されています。彼はまた、後進の指導にも力を入れています。メイク留学は彼の技術と自信の源となりました。
西村宏堂さんの留学ストーリーから学ぶ、自己成長と国際的な視野の拡大。
西村宏堂さんの留学ストーリーは、自己成長と国際的な視野の拡大について貴重な教訓を提供しています。彼の留学体験を通じて、以下のポイントを学ぶことができます。
1. 自己成長へのチャレンジ: 留学は新たな環境や文化に飛び込む勇気を持つことです。西村宏堂は留学先での言語の壁や文化の違いに戸惑いながらも、諦めずに努力し続けました。このようなチャレンジ精神は自己成長を促し、自身の能力をさらに高めるきっかけとなります。
2. 新たな視野の開拓: 留学は自分の世界を広げるための絶好の機会です。西村宏堂はアメリカの美容学校で高度なヘアメイク技術を学ぶことで、異なる視点やアプローチを取り入れることができました。留学によって得られる新たな視野は、自身のスキルや創造性を豊かにし、より幅広い視点で物事を考える力を養うことができます。
3. 国際的な人脈の構築: 留学先での交流や出会いは、国際的な人脈の構築につながります。西村宏堂は留学を通じて多くの人々とのつながりを築き、美容業界での国内外の仕事やプロジェクトに参加する機会を得ました。国際的な人脈は将来のキャリアにおいて重要な役割を果たし、グローバルな視野を持つことができるチャンスを提供してくれます。
西村宏堂さんの留学ストーリーは、自己成長と国際的な視野の拡大についての重要な示唆を与えています。留学は個人の成長とキャリアの発展にとって貴重な経験であり、自身の能力を向上させるだけでなく、異なる文化や環境に触れることで多様な視点を持つことができます。メイク留学を通じて、自己を成長させ、国際的な脈の構築につながります。
もう一つの「僧侶」の道へ
3年生の時に単位取得のためのインターンシップ制度があり、思い切って森理世さんを担当したニューヨーク在住のメイクアップアーティストに会いに行きました。その後、彼女のアシスタントを5年間やらせてもらい、4年目くらいからはトランスジェンダーの人向けに、ひげや骨格をカバーするメイクのセミナーも始めました。
もう一つの「僧侶」の道へ
――海外で華やかなメイクの仕事に携わる傍ら、どうして僧侶になろうと思ったのですか。
昔から周囲の人に「将来、家の寺を継ぐの?」と聞かれてきましたが、未来を決めつけられているようでイヤだったんです。それに、家族からは継ぐようにとは言われていませんでした。ところがニューヨークの美大に通っていた時、もの静かな韓国人の男子留学生が「兵役に行くから」と言って、帰国前にパフォーマンスアートをやったんです。軍服姿で大声を出し、訓練のように走って腕立て伏せをする……そこから彼の「兵役は嫌だし、不安で怖い」という心の叫びがひしひしと伝わってきて、とても胸が痛くなりました。その時に、「表現者が自分自身に立ち向かわない限り、他人に強烈な影響を与える作品は作れないのではないか。ならば、私が自分自身のルーツであるお坊さんの修行に立ち向かったら、どんな気持ちになるんだろう」と考えたのです。
でも、修行は本当に大変でした! 毎日、正座しっぱなしで、携帯電話も持てないし、お菓子もない。正座の足を少し崩しただけで「お前は自分の親が死んだときに、足を崩してお経を唱えるのか!」と叱られます。「やる気がないなら下山しろ!」としょっちゅう言われ、実際に体調を崩して下山した子もいました。
*引用先 OTECOMACHI
留学の先に広がるチャンス!西村宏堂さんが証明する留学の成功パターン
留学は、西村宏堂さんの成功の基盤となった重要なステップでした。彼は留学を通じてアメリカの美容学校で高度なメイク技術を習得し、異なる文化や環境での経験を積みました。これにより、彼は世界的な美容の情報に触れ、国際的な人脈を構築するチャンスを得ました。
留学を終え、西村宏堂はその習得した技術を活かし、成功を収めました。彼の留学での経験は彼のキャリアに大いなるプラスとなり、留学先での人脈や経験を活かし、国内外での仕事やプロジェクトに参加する機会も増えました。
西村宏堂さんの成功は、留学が新たなチャンスを開拓する有効な手段であることを証明しています。留学は自己成長の機会を提供し、新たな視野や技術を獲得することができます。留学によって得られる経験や人脈は、将来のキャリアにおいて大いなるアドバンテージとなることがあります。西村宏堂のように、留学を通じて自身の能力を向上させ、成功を収めることができるパターンは確かに存在します。
まとめ
留学を経験した西村宏堂さんからは、以下のようなアドバイスが聞けます。 「留学は本当に大変ですが、それ以上に多くのことを学ぶことができます。自分自身を成長させるために、新しい環境に飛び込んでみることをお勧めします。そして、常にポジティブな気持ちで、挑戦を続けることが大切だと思います。」 西村宏堂さんのエピソードは、留学を考えている人にとって非常に参考になるものであると思います。彼のように、努力と挑戦を続けることで、自分自身を成長させることができました。
西村 宏堂 – アーティスト / 僧侶 Wikipedia
1989年東京生まれ。ニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業。ミス・ユニバース世界大会などでメイクアップーティストとして活動。2015年に浄土宗の僧侶となる。LGBTQ活動家として、ニューヨーク国連人口基金本部、イェール大学、スタンフォード大学、増上寺などで講演を行う。日本語、英語、スペイン語を操り、NHK、 米CNN、英BBCをはじめとする国内外のメディアに取り上げられ、Netflix番組「Queer Eye」にも出演。2021年にTIME誌「Next Generation Leaders(次世代リーダー)」に選出された。2020年に日本語の著書『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』、2022年に英語の”This Monk Wears Heels ”を出版。ドイツ語、フランス語、エストニア語、スペイン語にも翻訳され、さらにイタリア語、ヘブライ語でも出版予定。